＜プロボクシング：62・0キロ契約体重8回戦＞
◇26日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

史上初の高校8冠を含むアマ10冠ボクサー今永虎雅（23＝大橋）が3連続KO勝ちでプロデビュー3連勝を飾った。
ロイ・スムガット（32＝フィリピン）との62・0キロ契約体重8回戦に臨み、6回1分25秒、KO勝ちを収めた。
2回に強烈な右フックで1度目のダウンを奪取。
タフなスムガットをロープ際に追い詰め、ボディー攻撃でスタミナを削った。
8回、相打ちのタイミングで先に左ストレートをねじ込み、ダウンを奪ってスムガットをキャンバスに沈めた。
所属ジムの「大トリ」役を見事に果たした今永は「1、2戦目は慎重にいったので、今回は元気にアグレッシブに攻めようとしたが、
1発で終わらせる気持ちが強すぎた。
ただ1回でボクシング能力は負けていないと思い、
このまま詰めてタイミングで倒すつもりだった」と振り返った。
担当する元世界3階級制覇王者の八重樫東トレーナーからは「来年は階級的にも海外で試合させていきたい」
と言われている。
今永は「内容はまだまだですが、世界（王座）を目指してやっています。
これから実力を上げていきたい」と決意を新たにした。
試合中継のゲスト解説席に座っていたジム先輩の元K－1スーパーバンタム級王者で現東洋太平洋同級王者の武居由樹（大橋）から
「ダメージがないみたいなので、
明日の朝練習から大丈夫？」とオフなしのトレーニングを提案された今永は
「はい、大丈夫です」と受諾し、会場を沸かせた。

12/26(月) 20:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/391fa214f3b5057e5bf6a50d6b956622356a4e68