ことし5月、麻薬の成分が入ったチョコレートを国内に持ち込んだ罪などに問われている、
元・総合格闘家、「エンセン井上」被告の裁判が、さいたま地裁で始まり、検察側は懲役2年を求刑しました。

　麻薬取締法違反などの罪に問われているのは、さいたま市岩槻区の元・総合格闘家、
「エンセン井上」ことイノウエ・エンセン・ショウジ被告（57）です。

　起訴状などによりますと、イノウエ被告は、ことし4月から5月にかけて、
麻薬の成分が入ったチョコレートをアメリカの郵便局から自宅に発送したほか、
ハワイから国内に持ち込んだ罪に問われています。

　27日の初公判でイノウエ被告は起訴内容について「間違いありません」と認めました。

　検察側は、「麻薬をチョコレートに盛り込んだことや、パッケージを入れ替えた犯行は悪質」
などとして、懲役2年を求刑しました。

　一方、弁護側は、「被告は体の痛みを和らげる目的でチョコレートを持ち込んだ。
薬物に対する依存はなく、真摯に反省している」と主張しました。

　判決は10月3日に言い渡されます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bcc86dd6297471a42c2002211a915a56ec1dfbbf