コメント一覧

• 1. 名無しさん＠筋トレーニー
• 2025年01月26日 06:10
• 柔能く剛を制すと言うのは現在での柔道の技術や試合展開の中に普通に見られますよ。
  相手の力を利用して技を決めること。
  まず基本的な技に入る際の崩し。釣り手・組み手・体捌きで相手の体勢を崩す、技の方向に誘導することで技が決まる。
  フェイント・連絡技。崩しと同じですが、二つ以上の技を組み合わせることで、左右・前後・上下、逆の技を組み入れることで相手が堪える力を利用して技に繋げる。
  返し技、カウンター。相手の掛けてくる技の力の流れや隙を利用して自分の技に繋げる。
  
  「柔能く剛を制す」（柔能制剛）、は中国の古代兵法書『六韜三略』（太公望著とされる）から。日本において柔術の語源となり、講道館柔道も踏襲。柔能く剛を制すの相手の力を利用する「柔の理」は柔道においても有効なため、講道館でも当初はそれによって理念を説明していました。しかし嘉納治五郎は後年は「柔の理」を内包し補完し更に発展させた、全ての事象を説明出来る「精力善用」を柔道の理念としています。「精力善用」は今で言う柔剛一体を説明するものです。
  嘉納治五郎が日本にウェイトトレーニングを持ち込んだ、という書き込みがあったように、柔も剛も含む合理的な体・技の使い方が精力善用です。
  
  柔道は戦前までは体重別の無い無差別級で行われています。戦前の全日本選士権では、体重区分ではなく年齢と専門・一般の練習環境で分けています。
  柔道において体重別が採用されたのは、柔道が戦時中に軍国主義に利用され戦技扱いされたのを受け、第二次世界大戦での日本の敗北とGHQにより武道禁止令、そこからの再開に際しスポーツ化を求められたため。スポーツ化とそこからのオリンピック競技化のために体重別が導入されました。
• 2. 名無しさん＠筋トレーニー
• 2025年01月26日 06:11
• 上記記述まとめますと、
  
  ◎技としての「柔能く剛を制す」は今でも柔道では一般的。
  ◎今の柔道の理念は「柔能く剛を制す」の「柔の理」を発展させた、柔剛一体的な「精力善用」（と「自他共栄」）。
  ◎柔道に体重別を採用したのは戦後にスポーツ化を促進させるため。
  となります。
• 3. 名無しさん＠筋トレーニー
• 2025年01月26日 07:21
• >>1
  3行目、記述ミスです。
  釣り手・引き手の組み手、体捌き
  になります。
• 4. 名無しさん＠筋トレーニー
• 2025年01月26日 09:49
• 技術が拮抗していたら体重で差がつくってことでしょ。